ゆるりわんわんお

2019年以降は主ににじさんじのおすすめ配信を記録しています。

2021年7/26~8/2 個人的おすすめVtuber放送(ほぼにじさんじ) にじさんじAR STAGE "LIGHT UP TONES" 感想 3年間が積み重ねられた物語

この週はにじさんじAR STAGE "LIGHT UP TONES"が行われまして、その感想を書きたいかなと思います。他の配信については基本的ににじさんじ甲子園を見ていたので、甲子園についてはまた終わったらまとめて書きたいかなと思っています。

AR ライブの技術的な凄さとかは、各メディアの方たちが書いているので、主に私は物語としての側面を書こうかなと思います。
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ARライブ自体は、カメラワークや、特に陰影がリアルタイムで同期していて、質感マシマシなのがすごかったです。内製技術ということで、エンジニアとしてはしっかり自社で技術開発してくれるのは嬉しいなって思いますし、時代の流れ的には腐らないでしょうからこれからもガンガン開発していってほしいです。

にじさんじAR STAGE "LIGHT UP TONES" 感想 3年間が積み重ねられた物語


技術、表現としてひとつのターニングポイントとなったARライブですが、物語としても3年間の積み重ねが随所に現れたライブでした。今回はそのへんを中心に書いていきたいと思います。

Day1 実力派が揃ったArtistステージ

随所で言われていますが、Day1は歌を中心に活動している人が多く集まるステージとなりました。特にちまちゃん、レヴィちゃんの初ステージは待ち望んだ人も多かったのではないでしょうか。その中で一人浮いていたと本人談でも言っていた戌亥とこ…ではなくチャイカさんの物語もとてもよかった。

初期の「にじさんじの歌」を支えた樋口楓と緑仙の初のデュエット

今でこそ、歌を主軸にしたライバーさんも多いですが、個人的にはにじさんじで初期の歌!という印象はこの二人かなと思っています。樋口さんはファンメイドのオリジナルソングを、緑仙はCoverを中心にめちゃくちゃ数を上げていました。Fesの前夜祭ではグループで一緒に歌っていることはありましたが、二人ではこのライブでようやく初デュエット、「IKIJIBIKI」を歌いました。個人的にどちらもものすごい好きな人なので、この大きい舞台で二人が見れたことはファンとして本当に嬉しかったです。振り返りで緑仙が樋口さんと歌えていたことをめっちゃ喜んでいたのをみて、こっちもニコニコしちゃいました。選曲は緑仙ということですが、マジで緑仙の選曲は外さないよな…緑仙は贔屓目なしに知っている曲数は少なくともにじさんじの中ではトップで、さらにライバーさんのパーソナリティを見るのもうまいから、選曲が最強なんよ。「カナリア鳴く空」の選曲も、樋口さんがトランペット吹いて歌上手の人たちががっつり脇を固めるという完璧布陣で最高に盛り上がりました。にじさんじは人が多すぎるので、望んだ組み合わせを見るのってものすごく大変で、今後あるかもわからないですが、レーベルの壁を超えてこの二人の歌はまた聞きたいです。えにからさん、お願いします。

le jouetがついにステージで見られた日

ファンとしては待望だったle jouetがついにステージで見ることができました。マジでいつ見れるんだろう、いつ見れるんだろう、とすげえ首を長くして待っていたので本当に嬉しかった。しかもぼろまるさん制作のオリジナルソング「Viking」を引っさげてきて最高 of 最高でした。MVも制作する予定があるということで、首をながーくしながら待っていますし、この3人で単独ライブとかやっていいので、えにからさんお願いします。ちなみに僕は尊様の年末の番組に投票しておきました!

町田ちま、レヴィ・エリファのステージデビュー

つい先日3Dお披露目が行われたちまちゃんとレヴィちゃんのステージデビューの回でもありました。ふたりとも歌系として活動していてようやくお披露目となりましたが、めちゃくちゃよかったです。レヴィちゃんはゆめおさんとトップバッターも努めましたがいやあバチクソうまくてアガりましたよね。初ステージでトップバッターというプレッシャーがありながら堂々と歌っていたのはよかったし、ちょくちょく絡みのあるゆめおさんとの組み合わせも良かった。あとは我らが歌姫、狂犬ズの狂っているほう、町田ちまちゃんのステージデビューですよ。舞元おじさんが泣いていましたが、マジでようやく舞台に立てた姿を見て特に同期のおじさんたちは感無量だよなぁと。一時期の休止を乗り越えて本当に活動を継続していて良かったです。二人の「逆光のフリューゲル」も、二人の技術力がありながらもなお難しい選曲を見事に歌いこなしていてすごかったです。リハーサルで一度も成功しなかったといっていましたが、本番は完璧に決まっていてかっこよかった。

シンガー・ソングライターの本領を発揮、ARライブで輝く「青空を睨む」

最近は非常にシンガー・ソングライターとして力を入れているゆめおさんのオリジナルソング「青空を睨む」の表現はすごかったです。バーチャルの利点として分身を作ってもそこまで違和感がない、というのが個人的にはあると思っているのですが、このARライブで見事にハマっていました。ちょっとぶれたもうひとりのゆめおさんに対して歌い上げ、最後は手をとるという演出はめちゃくちゃよかった。触れづらいところではありますが、1年前にちょうど活動を見直すきっかけの事件があってからの、全編ライブというイベントは初出演という中で、自身が作詞作曲をしたこの歌を、この表現で披露するというのはすごい染みるものがありました。あのバーチャルの申し子の月ノさんもよかった、と言っていて、本当にいい作品でした。

擦り続けていたジョー・力一と加賀美ハヤトの会合

ふたりともライブの常連ながら、同じライブになるのは初の組み合わせ、散々SitRでの社長のVtLの足技を擦ってきた力一さんと社長が会合しました。そのことをのっけから触れながらの「Black Market Blues」はぶち上がりました。生バントで9mmはやっぱめちゃくちゃ生えますね。ふたりとも動きがすごかった。また社長が提案したという、男性陣の「みかんの歌」はもう好き勝手やっていました。4人とも各々主張してカメラに拾ってもらおうと必死でした。力一さんの裏テーマ文化祭では、これは15年前に戻っていたとのことです。こういうアホなことで激しく暴れまわれるのもARならではで最高でした。

主人公となった花畑チャイカ

Day1の主人公といえば、個人的にはチャイカさんかと思いました。前のライブでもこのフレーズ使った気もしますが。公演前から歌上手系に囲まれ一人おろおろしており、挙句の果てには戌亥とこと名乗っていました。そのチャイカさんですが、社長の「WITHIN」のあとには大人ケツ人間(スパッツなし)を披露して、いい意味で硬い雰囲気をぶち壊したと思えば、最後の全員集合のMCパートでは、自分自身がまだまだであることを真面目に語って、これからも頑張るということを宣言しました。特にDay1に関しては、わりかし歌を主軸に活動している人が多く、その中でチャイカさん一人だけ浮いている、と本人談でありました。その中でスランプにも陥ったり、もうライブにでないと思ったこともあったそうですが、最終的には楽しくやれてまた出たいとのことで本当によかった。このブログでは繰り返し言っていますが、にじさんじの面白いところは当初はライブ活動とかを全く考えていなかった人が、こうやってライブを経たり、周りからの刺激を受けたりして、そういう活動をやってみたい、と考え方が変化することかなと思っております。すごい物語が詰まっていて素敵です。

Day2 にじさんじらしさのつまったパフォーマンスステージ

1日目は、歌を中心とするならば、2日目はダンスを含めた総合的なパフォーマンスステージでした。個人的には何よりもにじさんじの旗印である月ノさんのパフォーマンスが本当に圧巻でした。あの人はすごい。

りりむはいい女でサキュバス

Day2ではりりむちゃんの初ステージとなりました。椎名さんとの「はくちゅーむ」や星川さんに選曲してもらったという「シル・ヴ・プレジデント」など随所にりりむちゃんらしさを出した選曲でした。マジで自分の武器をよくわかってる。りりむちゃんといえばサキュバスで関わった人をみんな虜にしている印象がありますが、今回は月ノさんをばっちり落としましたね。今度のみとラジでもゲストで来るそうですが、月ノさん、このライブを通してりりむちゃんを好きになりすぎでは。ドーラ様とのスキンシップも話していましたが、りりむちゃんともめっちゃ手をつないでいたそうで。タクシーでのシートベルトの偶然からスイッチ外れちゃった感じですかね。月ノさんが話していた、お箸の持ち方の話も素敵で、本当にりりむちゃんの周りもよくりりむちゃんらしさを失わせないためによー矯正しなかった。月ノさんはりりむちゃんのそのままを守りたい派閥になっており、そのままのりりむちゃんをぜひとも守って欲しいです。

女性殺しのDay2男性陣

私は2日間とも劇場で見ていたんですが、女性の方はよく悲鳴を我慢したなぁと。特にくろのわの「宿命」で肩を組んで歌い出したときは、おいおいやってんな!って思う表現でした。ここも段差をうまく使ってのARならではの質感でした。また叶くんは新衣装で登場して、「ビーバー」では素敵なダンスも披露しており、さらに表現に磨きがかかっていました。自分の強みわかってます。葛葉くんは「心絵」も歌っており、本当に神速高校の監督がライブをしていまいた。葛葉くんは、チャイカさんと同じで、今回のライブでかなり周りに刺激を受けているようでした。非常に低い確率ですが、歌枠をやろうかなとも言っており、考え方が変化していくのは素敵です。

まごうことなき「バーチャルアイドル月ノ美兎

個人的に2日目で一番驚いた、感動したのは月ノさんでした。私は最近月ノさんに畏怖の念を抱きすぎて、委員長から月ノさん呼び変えています。ファンの方って一周回るとフルネームでXXXXッ!か、”さん”付けに回帰しませんか?私は月ノさんと樋口さんがそれに当たります。さて、そんな月ノさんですが、ダンスは2日間の中で一番踊っていたんじゃないでしょうか。もともとダンスが踊れるドーラ様と一緒にキレッキレの動きで「まっさらブルージーンズ」を見事に踊りあげたところからもうめちゃくちゃビックリしました。あの委員長がこんな踊れるようになったのか…!?っていう驚きがすごかったです。ちょこちょこ雑談でダンスはやりたいということは言っていましたが、このレベルまでとは。
 ダンスだけではなくて、もちさんとのデュエット「ray」はインターネットという文脈そのものが乗りまくってて最高でした。前にニコニコの番組のにじアワでも歌っていて、そのときもめっちゃいい、と思っていたんですが、ARライブで聞いてさらによかったです。あまり大々的には触れられませんが、そもそもとして、インターネットの音楽というところでBUMPの曲というのは切っても切れない縁があります。特に2000年前後で当時中高生ぐらいの年齢の人の中で、インターネットをやっていてBUMPに触れてなかった人はいないんじゃないかなと思っています。そのBUMPと、kzさんがシンギュラリティである初音ミクさんで制作したコラボ楽曲の「ray」を、インターネットの申し子であり最新の文脈であるバーチャルアイドルの月ノさんが初音ミクパートで歌うんだから、文脈としてはこれ以上ないぐらい最高にインターネットでした。またハモリが本当にきれいで、これはマジで円盤化していただいて延々とリピートして聞いていたいレベルのものでした。葛葉くんも振り返りで迷った末にこの曲をベストバウトとして上げていました。
 あとはなんと言っても1stメジャー・デビューアルバムからの「みとらじギャラクティカ」は本当によかった。マジで委員長の表現力がめちゃくちゃにつまっていました。ARライブであえてのハリボテのラジオブース、コールでは出演者全員が参加してのリアルタイムでの「みとらじ!」「ギャラクティカ!」、りりむちゃんと葛葉くんからのお便り、そして委員長といえば洗濯機、ということでのバンドメンバーさんも不安な音を鳴らしてからの大爆発、とめちゃくちゃ楽しかったです。コールの部分では、出演者のみなさんもみんな口々に楽しかったーといっていて全員で盛り上がって最高でした。
 月ノさんは、間違いなく「夢のバーチャルアイドル月ノ美兎でした。1stメジャー・デビューアルバム「月の兎はヴァーチュアルの夢をみる」の、iruさん作詞作曲、鬼才Avec AvecさんRemixの「Moon!!」はマジで最高なので聞いてください。ファンメイド曲がメジャー・デビューアルバムのトリを飾るのは最高すぎます。
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いつまでも僕ら子供のまま遊び続けよう

個人的には何よりもよかったなぁ、って思うのは出演者のみなさんたちが本気で取り組んで本気で楽しんでいたことじゃないかなと思います。力一さんが裏テーマに学園祭を持ってきたといっていたり、出演者のみなさんが部活の合宿みたいで楽しかった、と言っていたのが印象的です。緑仙とかも本番のMC中で楽しいー!ってめちゃくちゃ言っていましたし。私はこのにじさんじVTuber文化の中ですごい好きなポイントとして、やっている人たちが本当に楽しそうにやっていることなんですよね。人が楽しんだり喜んでいる姿を見るのがとても好きなので。それがこのめちゃくちゃ大舞台、今回は歴史的にもひとつのターニングポイントになるぐらいのライブだったと思うんですが、その中で出演者の人たちがみんな楽しそうにやっているってめちゃくちゃ素晴らしいなと。新しいことに挑戦、時代を切り開いていくからこその楽しさがあるのかもしれません。このへんは初期SEEDs1期生の何かぶちかましてやる、爪痕を残してやるっていうスタンスに似たようなものを感じます。そして、この楽しんでいる中での最後の「Wonder NeverLand」は、めちゃくちゃ歌詞がしみまくりました。Day2のラストに聞いたときには特に泣けてきました。楽しそうにそれぞれが好きなことをやっているこのライブでの姿と重なりました。「Virtual to Live」は何もないところを手探りで駆け抜けていったところを表しているのに対して、「Wonder NeverLand」は3年たって、4年目の挑戦をしている今を表した歌だよなと…WNLは本当にkzさんがにじさんじを好きでいてくれているからこその歌ですよね。マジでkzさんとにじさんじが出会ってくれて感謝しかないです。

ひとつのターニングポイントとなったAR STAGE "LIGHT UP TONES"、本当に素晴らしいライブでした。出演者の方も言っていましたが、今後またこの規模のARライブができるかはわかりませんが、ぜひともまたみたいです。

===おすすめ配信リスト===

【一筆】にじさんじのB級バラエティ(仮)#15【入魂】

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