魔法科高校の劣等生 (14) 古都内乱編 (上) (電撃文庫) (2014/09/10) 佐島勤 商品詳細を見る |
ん、表紙の水波ちゃんが良い感じです。
穂波さん好きとしてはうんうん、と唸ってしまうレベルで良い感じです。
この巻においても達也から信頼されていた水波ちゃんは、将来四葉陣営でなくて、
達也陣営に入ってほしいものです。
さて、アニメが絶賛放送中かつ原作ファンクラスタからは大ブーイングを食らっている反動なのか、
14巻は深雪さんのお兄様に対する愛が溢れていましたねー。
愛に溢れつつ、しっかりブラック深雪さんというか、
のっけの29ページの「泣き脅しをかければ少しは言うことを聞いてくれるが、」なんて描写はぶふってなっちゃいますよね。
前巻の泣き脅しなんか少しというかわりと物議を醸すレベルですごかったんですがねー笑
そんな深雪さんを見ていて思うのは、
魔法科の特徴として、とにかく一挙手一投足の描写が丁寧で、動作による感情の描写がわかりやすいですよね。
その結果できるのが、深雪さんのお兄様への愛よ、笑
温泉での深雪さんの美人描写も圧倒的ですよね。
これでもか!というぐらいに深雪さんが美人であることを描いています。
いやこれはアニメで再現するのは至難の業なんかじゃないかなーと改めて思った次第なのでありますよ。
まあ反感食らっているのはそういうレベルの問題ではないようですが…
物語としては、作者さまも出したがっていたらしい九島家の秘蔵っ子が満を持しての登場ですね。
深雪さんと対をなす美少年というところでしょうか。
水波ちゃん、惚れてしまったのか、笑
うぶっぽい感じはありつつも、しっかりと腹は黒い感じがよい魅力を醸し出していますね。
しかしながら今回の最大の見せ場は真由美さんが達也のことを意識していることを自覚しちゃったことに尽きますよね。
あの達也の名前が出てから、無意識に達也のことを気にかけ、それを摩利に指摘されて、動揺して慌てふためき、
最後は開き直る真由美さん。
電車の中で読んでいましたが、ニヤニヤが止められませんでした。
どう考えても不審者です、ありがとうございました。
いや、あの普段有能なオーラ出しているくせに、ちょいちょい隙があるちょろいんっぷりが堪らないと言いますか。
もうドストライクです。
そもそも名倉さんがあっさり殺されてしまったのなんて、
周さんの強さを示すの3割、真由美さんを物語に参加させるためが7割だと思うぐらいですからねー。
大学生になってしまった真由美さんが自然に物語に参加するためには、何らかの仕掛けが必要なわけですが、
今回はその動機に名倉さんが使われてしまった感が満載であります。
うむ、ある意味ボディーガードとしての本分をまっとうしていますよね。
そして今回は、真由美さんが達也と密会するところで終了とか、どれだけ僕を生殺しにさせれば気が済むんですかねー。
女の感でほのかと深雪さんが良からぬことと察知してて、
傍からみたらバレバレな真由美さんが良いんですよ。
これで真由美さんが京都まで付いていくことになったら胸熱な展開ですよ。
あー次が楽しみ過ぎる。