やはり俺の青春ラブコメはまちがっている。 -妄言録(モノローグ)-(4) (ビッグガンガンコミックス) (2014/05/24) 渡航 商品詳細を見る |
俺ガイル妄言録4巻が発売となりました。
表紙は満を持してメインヒロインである戸塚です。
戸塚マジ天使。
エピソードとしては原作の4巻、5巻をなぞったもので、
林間学校編後半から文化祭編開始まででした。
戸部とかのヤンキー顔とかがすごいことになっていましたね。
あと俺ガイル史上最高のクズであると評判のある相模が、
その表情だけでクズっぷりがにじみ出ていてある意味安心しました、笑
さて、この妄言録4巻の見どころはガハマさんじゃないでしょうか。
まず19話の表紙が素敵なんです。
ほんと綺麗な彩色で、とても素敵なガハマさんに仕上がっております。
どこがどう素敵なのか、と言われるとうまく言語化できないのですが、
暖色系の服装とか表情がまさに「由比ヶ浜結衣」っていう感じなんですよね。
カラー表紙の良さが出ているのではないでしょうか。
あと個人的に好きだったのは、花火の帰りのガハマさんを送っていくところですね。
「だって あたしのことも助けてくれたじゃん」というシーンがなかなかにいい振り返り美人です。
ここからあの告白未遂までの、一連の流れがすごくいい。
ここではガハマさんが、八幡が悩んでいることも知っていて、ダメなところも知っていて、でも良いところも知っていて、
それらすべてを包み込んで、八幡のことを信頼しているよ!という感じがすごーくでていると思うのですよ。
ペトロニウスさんのベイビーステップの記事にえーちゃんとなっちゃんの関係性について書かれていますが、
僕はここまでのステージまでは言っていないのかもしれませんが、
ガハマさんと八幡には似たような関係性を感じるのですよね。
少なくとも、八幡の内的な決断や行動を理解しようとしてくれていると思うのです。物語三昧
えーちゃんの厳しい試合を見ながら、「その中身の意味」を、みただけで理解していく、♯254でのなっちゃんの姿とかも、凄い感動するなー。僕は、やっぱり自分の彼女というか奥さんは、自分の生きている内的な決断や行動の意味を理解してくれている「パートナー」であった欲しいと思っている。逆もまたしかり。けれども、それはなかなか難しい。だって、相手の内的な決断と行動の意味を理解するには、ステージが同じでないとできないものなんだよ。なっちゃんが、なぜ、こんなにもテニスの専門的な技術的なものをベースに、その決断や行動の意味が逐一理解できるかといえば、単純に彼女もえーちゃんと同じくテニスのプロを目指すトッププレイヤーの一人だからなんだよね。もちろん、同じ職種である人要はないけれども、しかし、相手の行動のプロセスを抽象化して、その意味を理解するのは、ほんとうに難しいことだと僕は思うよ。
ガハマさんって、八幡の隣に立って、八幡が間違えてたりしたら、きちんと叱ってくれる存在であると思うのですよね。
それでいて、その間違いを一緒に直して、正しい答えを探してくれるパートナーになれるんじゃないかなと。
ガハマさんはガハマさんで、小難しいことは苦手ですから、八幡とのバランスがすごく取れると思うのです。
3巻のエピソードでガハマさんとの関係性をいったんリセットしたことによって、
この関係性が確立したと思うのですよ。
もう僕はこの関係性がすっごく好きなので、堪らないわけですね。
戸塚と比較してみると、戸塚は天使なのですが、単純に戸塚の無垢さからくる八幡への信頼で、
八幡の内的動機を肯定、という感じではないと思うのです。
ここが天使と太陽の違い?笑
そんなガハマさんの魅力が詰まった4巻で、
俺ガイルファンなら19話のカラー表紙だけでも見る価値はるはずです。