- 作者: 安田剛士
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/03/16
- メディア: コミック
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いやいやいや、今週のDAYS、やべーっすよ、やべえっす。
語彙がなくなっているんですが、それぐらいヤバイです。
今週のDAYSは5周年の記念すべき日にすべて敵チームの加藤くんが持っていきました。
タイトルのセリフは水樹と臼井のやりとりですが、全読者同じ気持ちだったのではないでしょうか。
前半の水口監督と碇屋くんのやりとりにニヤニヤーっとしてしまって良きかな良きかな。
って感じでしたが、後半の加藤くんのかっこよさにびびりましたよね。
先週の感じですと、碇屋くんは監督と何らかあるんだろうなーという感じでしたが、
加藤くんはどこへ?と思っていましたが、まさかこう来るとは。
何がすごいって加藤くんの人徳がすごすぎるんですよね。
圧倒的な徳の高さ。
相手のロッカールームに現れる事自体あり得ないのに、
全員にかっこいいと思わせて去っていく姿が凄すぎる。
普通、あそこまで相手を持ち上げるっていうのは何らかしら裏がある、と思わせるはずなんですよ。
代表クラスで、プロに内定している人が「とても勉強になりましたぁ!!」って言うんですよ。
自分の株をあげてるためにやってんだろ?と反発を呼ぶ行為だと思うんです。
聖人君主的な人いないでしょ?って。
それをこれまでのピッチ内外の姿と言葉で、裏を一切感じさせない、これが加藤くんだ!って思わせる凄さですよ。
今までの積み重ねで、彼を彼たらしめることはありましたが、今回の話の中にもそれがつめこまれているのかなと。
裏を感じさせない、彼もまた人間なのである、ということを思わせる描写ですね。
ひとつはユニフォーム。
これは碇屋もそうなんでしょうけれど、彼らはユニフォームを脱ぎたくなかった。
ほんとの終わりになってしまうから…
そういうところで彼なりの悔しさを表している感じが非常に人間くさい。
もうひとつは最後のロッカールームからの去り際のセリフ。
あのまま、「そして おめでとう」で去ってしまうと、何というか上から目線じゃないですが、聖人君主的な印象が強すぎる。
そこで、「強かったぞぉ、聖蹟ぃ」、というセリフで去ることで、ああ、この人も悔しかったんだな、っていうことがすごい伝わると思うんですよね。
超人だけれど、やっぱ人だなぁって。
それで水樹と臼井のセリフに繋がるわけですよ。
「加藤くんは俺史上最もカッコいい男だったかもしれない」「全く同感だよ」
と。