- 作者: 鴨志田一,溝口ケージ
- 出版社/メーカー: KADOKAWA
- 発売日: 2018/04/10
- メディア: 文庫
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あ、祝アニメ化おめでとうございます!
まあするだろうな、とは思っていましたけれども。
客観的に物語の構成力はラノベの中でもかなり上のほうじゃないかなと思っていたので。
故に構成的には7巻までやりきってほしいので、2クールとかになるんですかね?
鴨志田先生自体は実績があるのでなくはないと思うのですが。
優しい世界
「やさしさにたどり着くために、私は今日を生きています。」
もうこの作品のテーマって、翔子さんが言っていたこのセリフに尽きると思うんですよね。
今回は花楓ちゃんの進路のお話でしたが、この軸に沿っていましたね。
大人として言うことはいう美和子先生。
花楓の意志を尊重して見守る咲太。
彼ら彼女らを支える麻衣さんたち。
ほんと素敵な関係性の人たちだなーって。
花楓もまた「かえで」の思いを受けて峰ヶ原高校を受ける意志があったというのがまた泣けますよね。
花楓と「かえで」に対する咲太の答えもまた素敵でした。
花楓があの高校を選ぶことで幸せになってほしいですね。
また青ブタのいいところって最終的にはすれ違わないこと、
決して悲劇にはならないことが良いんですよね。
7巻でも構造的に避けようのないところでしたが救ってくれましたし。
私はこのパッピーエンド感がとても好きですね。
最後の爆弾投下
今回は思春期症候群がほとんど出てこなかったなぁ、と思いましたが、
やっぱり最後に爆弾投げ込んできました。
鴨志田先生さすがですね。
麻衣さんの卒業に対するテコ入れでしょうけれども、
どのような展開を持ってくるのか楽しみですね。