読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

最弱無敗の神装機竜《バハムート》8 雑感

最弱無敗の神装機竜《バハムート》8 (GA文庫)

最弱無敗の神装機竜《バハムート》8 (GA文庫)

アニメでやっているということで、最弱無敗のバハムートを読んでみたのですが、うん、これは女の子がひたすらかわいい、ということがメインの作品ですね、笑
個人的にはやはりクルルが好きですが、TL上では実妹キャラとしてアイリがとても人気ですね。
非常に正統派というか、ブラコンだけど、盲目的に愛している、というわけではなくて、でもとても心配していて、ちょいちょいデレる、というバランスがよく非常によく描かれていると思います。
人気が出るのがとても良くわかる。


さて以下はどちらかというと、他の作品のだしになってしまっている感想になってしまいました。
しかし個人的にこの作品はとてもサクサク読めますし、女の子がとてもかわいいので、文脈読みをせずに、ラノベとして楽しむには非常に良いと思います。

タイトルとテーマの乖離、ゆえに霞む戦闘シーン

タイトルに最弱無敗、とあるんですが、そこがキーワードにならなきゃいけないタイトルになる感じなんですが、一方で、この作品の主人公のルクスのテーマって旧国の王子というところがメインなんですよね。
するとあまり最弱無双というところと旧国の王子っていうところにリンクがないんですよね。
一応虐げられた立場や、カウンター能力の関係上、最弱無敗でならなくてはならないんですが、いまいちマクロとミクロの繋がりが弱いのかなぁという風に思います。


一方で、主人公が基本カウンタースタイル・超努力型というと同じGA文庫の落第騎士の英雄譚がありますよね。

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)9 (GA文庫)

落第騎士の英雄譚(キャバルリィ)9 (GA文庫)

こちらの主人公である一輝は、カウンタースタイル・超努力型ということ自体が、本人のアイデンティティであり生き様なんですよね。
だから戦闘シーンにおいてもとても重みがでる。


さらにキャバルリィは9巻においては、「圧倒的なまでの正当な力」vs「技巧・戦術で戦う」という構図を、物語の途中で、生き様を掛けた戦いを、ヒーローとヒロインとの対決で持ってくるというものすごいことをやってのけちゃいました。
こんなん熱い以外の何者でもな衣じゃないですか!という出来でした。

と、してしまうと、バハムートはもう基本的に戦闘のスタイルがマクロの動機との絡みが弱い以上、キャバルリィ方面で超えるのはちょっと構造的に難しいのかなぁと…


方向としてはどちらかというとヒロインとのツーカーな中での合体技的なのになっている気もしますが、
彼女らも戦闘スタイルがアイデンティティというわけではないので、イマイチ戦闘シーン自体には熱くなれないというのが私の感想なのですよね。

主人公の優秀さの中途半端さ

何というか、ここも難しいバランスなのですが、主人公は基本的に政治的に読むことに長けているタイプではあるのですが、それにしてはすべてを手球にとるわけでもない、非常に中途半端な感じなのですよね。


たぶんその中途半端な優秀さゆえに、理想を取るか、現実をとるか、というところをヒロインたちとの交流を深めることによって答えを出していく、という風にしたいのはわかるのですが、イマイチ乗りきれない部分があるのですよね。
何というかわりと戦術レベルでは優秀なのに、マクロのその辺のレベルで悩むの?みたいなところに違和感を覚えるといいますか。
為政者ならばもっと割り切る中で、それでもやっぱり!みたいなところに葛藤を覚えて欲しいのかなぁと…
コードギアスでいうと、あんだけダークヒーローやっていたのに、シャーリーに対するルルーシュの慟哭ですよね。
そのキャラ付けなのに、そのレベルでのマクロの葛藤はちょっとアンバランスでないのかな、という。

女の子が可愛きゃそれでいいのだ

だかまあしかし、女の子がかわいい、というだけでわりと許されてしまうものなのです。
別に私は処女厨というわけでは全く無いはずではなく、おねーさんキャラとかが処女だとむしろ萎えてしまう人です。
ですが、こううぶなお嬢様たちのキャッキャうふふした感じは、なんだろう、とてもかわいいのですよね、笑
このへんでマクロなところも弱そうに見えるのに、女の子がとりあえず可愛い!と思ってしまうかがイマイチ言語化できてないのですが、
まあ可愛いは正義なのでいいと思います、笑