Re:ゼロから始める異世界生活 4 これは布石の巻である
Re:ゼロから始める異世界生活 4 (MF文庫J) (2014/07/25) 長月 達平 商品詳細を見る |
先月発売されたリゼロ書籍版最新刊です。
この巻はWeb版でいう3章が収録されており、王選開幕の章でした。
しかしWeb版でもそうだったのですが、ここの巻は読み続ける上で最も辛いところであるのかなーと。
いかんせんスバルが全然周りが見えてなくて、暴走しまくってて、見ていてすげー痛々しいですよね。
私自身、のめり込むとすぐに周りが見えなくなるところがあるので、
やめてくれ、俺の姿を見せないでくれえええと言う思いがあるから余計なんですよ、笑
メタ視点から見ていると、感情移入する前に、そ、それはなくないか、スバルよ、と思ってしまうのですよね。
しかしここはスバルの出自を考えると、一般人ましてや引きこもりだったわけですから、
ある意味当然の暴走で、いきなり異世界に放り込まれて、
好きな子の前でかっこつけたい!っていうプロセスは必然ですよね。
ここでいきなりマクロもミクロも読みきって、その場にふさわしい行動をしてしまったら、
リゼロの「何も持たない主人公」のコンセプトから大きく外れてしまいますからねー。
ここでのスバルはまだそんなかっこ良くないのだ、笑
しかしここでスバルの評価をどん底まで落としているからこその、
次の白鯨戦と「ゼロから」の盛り上がりが半端じゃないわけです。
次の巻とその次ぐらい?はリゼロの最初のクライマックスであり、
たぶんリゼロファンの多くの人が、本当の意味で虜になったと言っていい展開が待っています。
あの熱量はほんとすごいですからね。
なので書籍版から読み始めた人も、ぜひ次の巻は楽しみに待っていましょう。
スバルが痛々しすぎて、ウザいからってこの巻で読むのをやめないで、笑